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親鸞聖人が『教行信証』を書かれた目的を述べられたお言葉と、その根拠を示せ。

◯慶ばしきかな。

心を弘誓の仏地に樹て、

念を難思の法海に流す。

深く如来の矜哀を知りて、

良に師教の恩厚を仰ぐ。

慶喜いよいよ至り、

至孝いよいよ重し。

これによりて、

真宗の詮を鈔し、浄土の要を摭う。

唯仏恩の深きことを念じて、

人倫の嘲を恥じず。

若しこの書を見聞せん者は、

信順を因と為し、

疑謗を縁と為し、

信楽を願力に彰し、

妙果を安養に顕さん。

(教行信証後序)

真宗聖典 P.509(前6)

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