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「無始より苦悩の根元の

無明の闇一つが破れぬために、

苦しみから離れられないのである」

と嘆かれた親鸞聖人のお言葉と、その根拠を書け。

◯悲しいかな、

垢障(くしょう)の凡愚(ぼんぐ)、

無際(むさい)より已来(このかた)、

助・正間雑(けんぞう)し、

定・散雑(まじ)わるが故に、

出離その期(ご)無し。

自ら流転輪廻を度(はか)るに、

微塵劫(みじんごう)を超過すれども、

仏願力(ぶつがんりき)に帰しがたく、

大信海(だいしんかい)に入りがたし。

良(まこと)に傷嗟(しょうしゃ)すべし、

深く悲嘆すべし。

(教行信証化土巻)

真宗聖典 P.467(前3-7)