9号27番
問
「無始より苦悩の根元の
無明の闇一つが破れぬために、
苦しみから離れられないのである」
と嘆かれた親鸞聖人のお言葉と、その根拠を書け。
答
◯悲しいかな、
垢障(くしょう)の凡愚(ぼんぐ)、
無際(むさい)より已来(このかた)、
助・正間雑(けんぞう)し、
定・散雑(まじ)わるが故に、
出離その期(ご)無し。
自ら流転輪廻を度(はか)るに、
微塵劫(みじんごう)を超過すれども、
仏願力(ぶつがんりき)に帰しがたく、
大信海(だいしんかい)に入りがたし。
良(まこと)に傷嗟(しょうしゃ)すべし、
深く悲嘆すべし。
(教行信証化土巻)